戦後、先代石川徳則がこの深川の地に居を構え、日本人の手先の器用さ、細やかな気配りに目をつけたオーストラリアの業者の貴金属加工を専門に行ったのが当社の始まりでございます。
当時は住込みの若い職人も多く、貴金属の加工が一般的ではない時代で、ご近所に「謎の工房」と思われていたそうです。
今日、貴金属を1つも持っていないという方は日本では珍しくなりました。ただ、お話を伺うと100%満足という状態でお使いになっている方が少ないようです。草分けのメーカーの一社としてまだまだなすべきことがあると感じております。
小さな会社ですが、今日まで皆様の工房、憩いの場として続けてこられたのは、永きに亘るご愛顧やご紹介、たくさんのお力添えを頂いたからに他なりません。
会社の玄関にございますハナミズキ、花言葉は「返礼」です。この木の花言葉に恥じぬよう、旧来のご縁の方々、そしてこれからお会いする皆様の、心豊かな日々のためのお手伝いができれば幸いです。
貴金属に関すること、どんなことでもお気軽にお尋ねください。下町の工房です。どうぞお気軽にお立ち寄りください。
「もっと早く来ればよかった」とおっしゃるお客様の笑顔が私共の活力です。